100%いい子ならどこでもノーリードでいいの?
愛犬をリードを付けず、ゆうゆうと公共の場に連れて行く・散歩する人を見かけます。また残念ですが有名ドッグトレーナーさんの中にも「○○でしつけた犬達はどこへ行くにもノーリードです」をキャッチフレーズにしつけ業務を勧誘している方がいらっしゃいます。たしかにそれはそれで普通に優秀で、ご本人達も気分が良いでしょう。しかし本当にそれで良いのでしょうか。
世の中には犬嫌いの方もいらっしゃる事を考えた事があるのでしょうか。以前こんな痛ましい事故がありました。
ある犬嫌いの方が歩いていたところ、前から犬が来て「怖かったから」と犬が蹴られ、死んでしまったという事故です。私も現場にいたわけではないので双方がどういう状況だったか詳細は不明ですが、犬がどんなにいい子でも犬が嫌いな人にとっては、リード無しで犬が近づいてくれば怖いのは当然でしょう。また、恥ずかしくて人には言えないが「実は犬が怖い」という方もいらっしゃるのです。あるいは「犬は嫌いではない」と言う方だって、知らない犬が前からノーリード
で近づいてきたら多少の不安もあるでしょう。 我が家の愛犬もノーリードでもまったく問題ないですが、家から出る時は
必ずリードを付けます。また人とすれ違う時はリードを短く持ち・遠回りし、その人に不安を与えないよう必ずそうします。
あるいは海や川へ遊びに行った時でも、長〜いリードを用意し、いつどこから人が現れても不安を与えないよう準備します。
その他マナーで言えば、ウンチを持ち帰らない人や公園などで毛繕いし抜けた毛を放置したりも非常識です。
地域によっては繋留義務などもあるようですが、そういう事以前に社会全体のマナーを考え、犬嫌いの人にも信頼される
よう心掛けるのが本当の犬の飼い主さんと言えるのではないでしょうか。(補足:各都道府県により様々ですが、東京都に直接問い合わせたところ、囲いのない公共の場(ドッグランなど除く)で、許可を得ないで一般の飼い主さんがノーリードで散歩した場合、拘留や科料の罰則があります)
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